希少がん患者さんにこそゲノム医療の恩恵を―個々人のがんを狙い撃つ新たな治療の“武器”
愛知県がんセンター 薬物療法部 谷口 浩也 医師
厚生労働省-希少癌診療ガイドラインの作成を通した医療提供体制の質向上班
愛知県がんセンター 薬物療法部 谷口 浩也 医師
国立がん研究センター中央病院
希少がんセンター長/骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 科長 川井 章 医師
国立がん研究センター中央病院
希少がんセンター長/骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 科長 川井 章 医師
奈良県立医科大学消化器・総合外科教室 教授 庄 雅之医師
名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学 教授 小寺 泰弘医師
名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学 教授 小寺 泰弘医師
わが国のがん患者の15%は
「希少がん」にあてはまります。
2017年より希少がんの
ガイドライン製作を通じて
情報提供を促す
研究班が設置されています。
小児脳腫瘍「上衣下巨細胞性星細胞腫(subependymal giant cell astrocytoma:SEGA)」ガイドラインの公開について
2015年3月「希少がん医療・支援のあり方に関する検討会」(座長 国立研究開発法人国立がん研究センター理事長
堀田知光先生)が設置され、がん対策推進基本計画に基づき、希少がん医療・支援のあり方に関して検討が行われました。
検討会では、これまで日本では定義が明確でなかった「希少がん」の定義を次のとおり定めました。
概念的定義
・数が少ないが故に診療・受療上、不利な状況にあると考えられるがん種
疫学的定義
・概ね罹患数(発生率)が、人口10万人当たり6例未満のがん
このうち概念的定義が特に重要です。罹患数が少なくても、国際的な多施設共同試験が行われ、治療方法についてエビデンスが確立している疾患もあります。「情報が少ないがゆえに患者さん、医療者共に困っているがん種」ということで、概念的定義がより重要と考えられます。
病院検索、疾患についてなにかご相談ございましたら、下記よりお選びください。
なお電話相談については東京・国立がん研究センターの希少がんホットラインへ直通となっております。
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